EX183
Red Hat 認定エンタープライズ・アプリケーション開発者 認定試験
概要
試験の説明
Red Hat® 認定エンタープライズ・アプリケーション開発者認定試験 (EX183) は、最新のステートレスなビジネスサービスを実装するために必要なコアエンタープライズ Java API の基本を理解しているかどうかをテストします。
この試験では、最新のエンタープライズ Java アプリケーション開発環境全体に適用可能な最小限の JEE API セットのデフォルト動作を使用することに焦点を当てています。
- 簡単な REST の作成、読み取り、検索、更新、および削除の API に JAX-RS を使用する
- JAAS を使用してサービスへのアクセスを保護する
- ステートレス EJB を使用してビジネスロジックを提供する
- CDI を使用してコンポーネントを統合する
- JMS を使用してメッセージを送受信する
- Bean Validation を使用して、データ形式と一貫性を確保する
- 基本的な JPA を使用して、永続オブジェクトとそれらの関係を作成、読み込み、更新、および削除する
この試験に合格すると、Red Hat 認定エンタープライズ・アプリケーション開発者になります。学習を継続する受講者については、最高レベルの認定である Red Hat 認定アーキテクトの取得に向けた学習パスの基礎ステップにもなります。
この試験に設定された内容は、利用できる最新の Red Hat 製品バージョンに基づいています。[Get started] をクリックして、購入できる試験の利用可能なすべてのバージョンをご確認ください。
試験の対象者
このコースは、現代のエンタープライズ Java 開発の知識とスキルを伸ばしてテストしたい、経験豊富な JSE 開発者向けに設計されています。
受験の前提条件
本試験に正式な前提条件はありませんが、受験者には以下のことが求められています。
- Red Hat Enterprise Linux 環境における Red Hat JBoss Developer Studio の使用に精通していること。
- Java のコア概念と API の知識と理解を含め、JSE について十分に理解していること。たとえば、この試験では、Exceptions、Annotations、および Collections API がいずれも必須です。
- Red Hat 認定エンタープライズ・アプリケーション開発者試験の目的と、上記のすべてのトピックの内容に問題がないことを確認してください。
試験の内容
試験の学習ポイント
Red Hat JBoss EAP を使用して、以下のタスクを 1 人で実行する能力が求められます。タスクをカテゴリごとにまとめていますので、試験の準備にご活用ください。
- Bean validation
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- POJO にアノテーションを付けて、データ検証を有効にして設定する
- ドキュメントを使用して、有用な標準バリデータを見つける
- JPA マッピング
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- POJO にアノテーションを付けて、データベースの永続的状態表現にマップする
- 基本プロパティマッピングを適用し、ドキュメントを使用して正しいプロパティ・アノテーションを識別できるようにする (@Temporal など)
- 関連の両側を含む 2 つのエンティティ間の双方向 OneToMany 関係をマッピングする
- デフォルトのフェッチ動作を理解し、関連ごとにフェッチ戦略をオーバーライドできるようにする
- JPA クエリ
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- 名前付きパラメータを使用した基本的な JPA クエリを実装する
- 名前付きクエリを作成して使用する
- クエリを使用して、関連付けを即時フェッチする
- メッセージング
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- ポイントツーポイント・モデルとパブリッシュ/サブスクライブ・モデルの違いを理解する
- JMS キュー、トピック、および接続ファクトリを理解する
- javax.jms.MessageListener インタフェースを理解し、使用する
- メッセージ駆動 Bean を実装する
- @MessageDriven および @ActivationConfigProperty アノテーションを使用する
- JAX-RS による REST サービス
-
- REST の概念、特に HTTP PUT、DELETE、GET、POST メソッドのアプリケーションと使用法を理解する
- 標準 HTTP 戻りコードを理解し、使用する
- RESTful Root リソースクラスを実装する
- JAX-RS を使用して REST サービスを公開する
- @Path を定義する能力を証明する
- @Produce および @Consume を理解し、使用する
- JAX-RS を使用して xml 形式および jso 形式のコンテンツを使用することも作成することもできる
- セキュリティ
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- 基本的な JAAS の用語と概念を理解する
- 提供される JAAS 認証の詳細を理解する
- JAAS アノテーションを使用して、サーバー側のサービス (REST サービスおよび EJB) を保護する
- CDI
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- コンテキストスコープを理解する
Red Hat のすべての実技試験と同様に、再起動後も自動で設定が維持されるようにする必要があります。
知っておくべきこと
準備
Red Hat は EX183 の準備に役立つ、Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) の受講を検討することをお勧めします。このコースへの参加は必須ではなく、試験のみを受けることもできます。
Red Hat のトレーニングコースに参加することは、試験対策として重要ですが、試験の合格を保証するものではありません。それまでの経験、訓練、適性なども試験に合格するための重要な要素となります。
Red Hat 製品のシステム管理に関するさまざまな書籍や情報が提供されています。Red Hat では、そのような資料のいずれも試験対策ガイドとして公認していません。とはいえ、そのような追加情報は理解を深めるのに役立つことがあります。
試験の形式
EX183 試験は、実践的な実技試験で、実際の開発タスクを行う必要があります。試験中、受験者はインターネットにアクセスすることはできず、資料や電子文書を持ち込むことも許可されません。持ち込みが禁止されている資料には、ノートや書籍、その他の資料が含まれます。JBoss EAP に付随するドキュメントは、試験中に使用できるように用意されています。
試験結果と通知方法
試験の正式な結果は、Red Hat Certification Centralから送付されます。試験官やトレーニングパートナーが受験生に直接結果を報告することは認められていません。通常、試験結果は米国の 3 営業日以内に送付されます。
試験結果には合計得点のみ記載され、個々の項目ごとの成績は通知されません。また、それに関するお問い合わせには回答しかねますので、あらかじめご了承ください。
1 回目の受験で合格しない場合には、再試験 (1 回分) を受けることができます。詳細については、Red Hat トレーニングポリシーをご覧ください
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